FF12クリアしたので全体の感想など。
10日ほどFF12やってなかったのですが、けっこー終盤まできてるみたいだったんで、サブ要素を一旦脇においといていっちょラスボスまで行ってみました。
さっくりとクリアしちゃったので、FF12全体を振り返って感想を書いておこうと思います。
ああ、先に述べておくと、後半でFF12の自分内評価は大きく下がりました。

幾分ネタバレも含まれますので、そのへんご了承をば。
つってもこのゲーム、ストーリーより(ry





さって、プレイ中盤まではすっげー楽しんでた自分ながら、後半~クリアまででガクっと評価は下がりました。

とりあえずストーリーは落第点です。

主人公ヴァンが空気だってのは仲間が揃った辺りからずっとだったので、特に気にはしてなかったのですよ。
バルフレアとアーシェの物語だって思ってますし。
ヴァンは、いわゆる『主人公の弟分』系の、ちょっとマヌケで憎めない感じの役だしね。
だから、ヴァンがどうこうは関係ない。
ヴァンと関係の無いところで、FF12のストーリーはちょっとヒドい。
世界を走り回る部分で楽しんでた自分に、全体評価でかなり減点させる程度にはヒドい。

序盤~中盤までは、ゆっくりと行動できる範囲が広がっていく感覚が面白くて、単調なストーリーも「まあ、中盤まではこんなもんだろう」と思っていたので問題なかったのですが。
最後まで同じような、テンションの上がらない展開が続くとは思わなかった(;´д`)

FF12の単調さというのは、
1)Aという場所に行けといわれる
2)Aまでの道中、新マップを走破
3)Aに到着、イベント戦闘や会話が発生
4)次はBという場所に行くことになる
5)繰り返し

この連続なのですよね。
まあRPGのシナリオは単純化するとほとんどこの流れにはなるんだろうけど、FF12はこの『単調さ』をシナリオ面で隠せていないのが痛い。
ホントに、ストーリーの会話の中で「よし、次はどこそこに向かうぞ」って毎回毎回言うのですよ。
それも、なんかアチコチ飛ばされまくる。一貫性など無く。
話の関係上状況が悪くなったんであそこ行けとか、あそこ行ったら何か良くなるかもとか、その場その場で言われて動いてる感じで、旅の目的がなんともぼやけすぎてる。

アーシェを中心に据えて、『祖国の復興』と『戦争の回避』が旅の目的なのに、何故ぼやけてしまっているのか。
これは単純に、キャラの描写が少ないことと、各所でのシナリオ上で発生するイベントもあまり盛り上がっていないからだと思う。
キャラの描写が少ないため、誰が何を思って行動してるのかイマイチわからない。
アーシェは多少葛藤しながら旅をしているものの、それでも足り無すぎるレベル。
バルフレアは行きがかり上+多少の因縁があるけど、アーシェと同等程度。
ヴァンとかに至ると、君、おうちに帰らないの?って言われそうなほど。

つまり、ヴァンが空気ってより、みんな空気。
一応、次の目的地決定の会話に参加してるのがバルフレアとアーシェってくらいで。
サブキャラや敵キャラたちも描写も出番も少ないもんだから、ほとほと感情移入に困る。


思うに、システムと、世界観(+シナリオ)がマッチしていないのではないか。
FF12のシステムは『冒険感』を楽しむシステムだと思うのですよ。
探索のワクワク、発見の喜び、強敵遭遇の驚き、そういったものがリアリティ重視のグラフィックと戦闘システムに繋がっている。
対して、FF12の舞台は戦乱の火種がくすぶる時代で、各国の思惑が入り乱れ、外交が重要な意味を持つ世界。
ひとりの英雄が世界の命運を左右するのではなく、各国の重鎮達それぞれの思惑が歴史を左右していくべき、そういう舞台。
……明らかにミスマッチなのでは。

自由度重視のシステムの上に、今までどおりの一本道形式のシナリオを無理に乗せようとした結果、破綻してしまったのではないか。
そして、その破綻を補うことも可能だったろうに、キャラの掘り下げも話の展開もおざなり。
おかげで、話は進行しているはずなのにずっと同じことを繰り返している気分で、さすがに飽きが来てしばし中断してたのですよね……。
あと、プレイ中、歴史の動きが全然感じられませんでした。
この世界観でコレは一番致命傷かも。
ストーリー全体を通したメッセージが無いに等しいのもどうしたものか。


各キャラも、使い方が悪すぎる。
スネークなジャッジマスターも、物語を通してのライバルになるのだと思ってたら何のことは無い、終盤に戦うだけ。
何故彼をもっと効果的に使わなかったのか。
彼をライバルとして配置して、旅の途中で何度か戦うとかならもっと盛り上げれただろうに。
主人公達とほとんど絡まず終盤に急に出てきて戦うだけじゃ、『溜め』が無いから彼との戦いにも感動が無い。
その他のジャッジマスターも、キャラとして立ってないし、戦闘で相手にしても弱いしで、兵士に毛がはえた程度の印象でしかない。
設定を活かし切れていないのにもほどがある。
ジャッジマスターは話の節目で戦う『強敵』として配置されていれば、ストーリーのいい盛り上げ役になったろうに……勿体無い。

敵役のカリスマ不足は、そのままラスボス戦に繋がっていく。
たぶん、多くの人は、オマエかよと脱力するのでは。
ラスボスのお約束、変身パワーアップもなんとも寒いだけという始末。
だってさぁ……彼、普通なら中盤orラスボス前で倒される役どころじゃん(;´д`)
大魔王の手下くらいの感じのヤツが、
「うははははー、実は俺が魔王だったのだ!」
とかいって変身してきてラスボス戦になってしまったような気分。
RPGのラスボス戦っていったら、そのゲームの中で一番の見せ場なんじゃないの?
物語的にも、育てたキャラ的にも、『今までの全てを賭ける』ような戦いに挑むのがラスボス戦なんじゃないの?
グラフィックを重視しているくせに、演出的な『魅せ方・見せ方』が劣悪としか言いようが無い。

シナリオをしっかり練ることもそうだが、グラフィックに力を入れたゲームなら、映画的な演出とゲーム的な演出の二つぐらいは押さえてから作ってくれ、と。
CGムービー班の超クオリティに比べて、ポリゴンキャラのムービーが『見た目』ではなく『見せ方』がヘタすぎる。
まあそれは、シナリオのヘボさにかかってくるのだけども……。

キャラ立ちできていないのは、プレイヤーキャラも同様。
バルフレアとアーシェはマシだけど、他のキャラは何を思ってるのかほんとワカラン。
内心を語ることも少なく、それを匂わせるものも無く、PTキャラ6人がそれぞれをどう思ってるのかすら、ほとんど感じ取れません。
思うに、6人とも、肩書き以上にそのキャラを語る個性ってのが無いような……。
バルフレアとアーシェも出てきた当初はすげーカッコ良かったのに、シナリオ内で目立った発言や行動が少ないから、取り立てるほどでもなくなっちゃうんだよなぁ……。

キャラとストーリーが半死にしてるので、エンディングにも達成感も爽快感も余韻も、あんまりナシ。
あんなに感慨の薄いエンディングを迎えたのも久々だ……ラスボス戦で冷めて萎えてたからなあ……。
システム的な難は多少感じることになるかなぁと思いながらプレイしたら、プレイ前には一番安心できるだろうと思っていたシナリオ部分が地雷で、システム部分が高評価だった罠。
こいつぁ予想外だぁ! ……orz


結論。
シナリオとシステムが統合できてない。
そして、シナリオの出来が悪すぎる。
シナリオの出来は、ラノベの中の下程度か。大目に見てそんぐらい。

FFTが好きだったのでその繋がりがある世界ということで期待してたけど、名称以外は特につながりは無いに等しかったしね。
松野氏は途中で抜けてシナリオにほとんど携わってないってのは、ホントみたいだなぁ、こりゃ。
OPはすっげーワクワクしたのになぁ……。

良かったのは、CGムービーと、ストーリーに関係しない部分でのゲームデザイン。
トータルで見るとシナリオ部がダメだけど、切り離せばゲームデザインだけなら高評価。
といっても、システムも改善すべき点は多いけど……。
ストーリー以外のサブ要素は楽しかったんで、なんともいびつな評価になってしまった罠。

もっとシステムに合ったシナリオだったらなぁ。
もしくは、システムも見越した上であの話の流れにするなら、工夫すれば面白くなったろうに……。
あの中途半端さでスターウォーズのマネやら混ぜられたら、さすがに擁護したくもなくなる。

モブハントやらのサブ要素が楽しかっただけに、シナリオの劣悪さが10倍返し喰らった気分だなぁ。
システムは実験的って意味で好意的に受け取られても、シナリオのダメさはどう見ても好意的になれんよ、あれじゃ。
勿体無いし、なんとも悔しい。


しかし、実際サブ要素は楽しいので、残りの召喚獣やモブを埋めようとは思ってマフ。
むしろ、自分的にはこっちがメインストーリーさ!ヽ(`Д´)ノ
真のボスを求めてニシヘヒガシヘー(つд`)

ストーリーやキャラなどについての愚痴はここらで終わりにしておきます。
次回は、システム部の難と、あとこまごま思うこととか書くかな……。

ンでわ。
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by tenrensenka | 2006-04-21 21:32 | ゲーム。

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