GUN BLAZE WEST
和月伸宏といえば、『るろうに剣心』で初連載ながらにヒットを飛ばし、大人気を博した人。
そんな和月氏の2作目が、『GUN BLAZE WEST』(以下GBW)でした。

自分は『るろ剣』が大好きでしたが、『GBW』は密かに読んでませんでした。
なんか気がついたら連載が始まってて、どうなんだろと思ってる間に連載が終わっていたので(笑)
先日全部読んだので、今日は簡単な感想でも。





『GBW』は、19世紀のアメリカ西部を舞台にしたガンアクションマンガです。

主人公のビュー・バンズは、いつかガンマンとなって西部へ力試しの旅に出るのだという思いを胸に秘めた少年。
そんな彼が、西部を体験して逃げ帰ってきた落ちこぼれのアウトロー、マーカスと出会ったことで物語は始まる。
マーカスが語った、部の最西端にあるという『GUN BLAZE WEST』の伝説を聞いたビューは自分もいつかその場所を目指す決意を固め、一度は『GUN BLAZE WEST』にたどり着くことを諦めかけていたマーカスも再びその夢に挑む思いを取り戻す。
二人は親友となり、毎日訓練を繰り返し、友情をより深いものとしていく。
だが、ビューの住む村に凶悪なアウトローの一団が迫った時、二人に別れの時が訪れた……。
数年後、成長したビューはマーカスの銃を手に、『GUN BLAZE WEST』を目指す旅に出る。
マーカスとの約束を胸に――。

というのが、『GBW』の序盤のお話。
この後、西部に出たビューが訪れた街でならず者と戦ったり、よき仲間を得たりしていく話になります。

が。

本編はぶっちゃけ微妙。

28週打ち切り、全3巻で終了ってのもむべなるかな……って感じのマンガでした。
マーカスとビューが絆を深めていき、そして突然の別れが訪れる……あの序盤はグッドだったのになぁ。
もともと、この作品を読む気になったのも、後輩が「序盤はイイ」とプッシュしてたからなのですが、その通りですた(笑)


なーんか、所々で光るものはあるものの、全体としてどーにもパッとしない。
和月の弟子の作品であるワンピースと印象がかぶる、という点も痛い。
「ある場所を目指す旅」
「道中の戦いと仲間」
ガンマンと海賊も、似たイメージがありますしね。

何より、絵柄もワンピースくさい。
特に悪役などにその傾向が強い。
コメントページで「普通とは違った骨格のキャラにしてみた」とか書いてたけど、どーにもワンピースの悪役のマネに見えてしまう。
弟子から再輸入じゃファンが泣くぜよ(つд`)

個々のキャラの個性も弱い。
「話はフツーだけどキャラは大好き」ってなるほどのキャラがいないのも、人気が伸びなかった理由のひとつだろう。
素材はそんなに悪くないのだけど、なんともフツーって枠内にハマってるような。
あと、るろ剣で「美形は描き飽きた」と言っていた和月、その思いが本作にも出ており人気を引きそうな美形はほぼ皆無。
仲間の理知的なにーちゃんは美形よりだけど……それでも、案外チョイ役でもおかしくない程度の風貌。
美形ばっかである必要は無いけど、にしてもちょっと、見た目で人気が出そうなキャラが少なすぎるってのもどうかと。

そして、話は終盤に入るとドンドン妙な感じに。
打ち切り感がヒシヒシと増す中、片腕を機械化したサイボーグ兵だとか全身重鎧にロケットエンジンで突っ込む人だとか、うわぁ。


所々良い部分もあるのだけど、なんかグダグダ感が強く、ワンピースの二番煎じと感じてしまう点が2つの方向からあり、にんともかんとも。
ビューのバカで無鉄砲ででも筋は通す感じの性格は、案外好きだったんですけどね。
その性格は、武装錬金のカズキに受け継がれて昇華してるので、そっちはグッド。
『るろ剣』の人気から考えるとなんとも失敗作だったろうけど、次のステップにはなったのかな、『GUN BLAZE WEST』も。
えーっと、酷評になっちゃいましたが、1巻前半……物語の序章にあたる部分は、面白かったですよ?w

『GUN BLAZE WEST』自体はあまり面白くなかったけど、和月のマンガは好きなんですよね。
それを再実感したのが武装錬金だったわけですが……まあ、それはまた今度。
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by tenrensenka | 2006-07-25 23:58 | 本。

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