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イリヤとヤフオクと涙。
前回気に入った『イリヤの空、UFOの夏』の残りをだーっと3冊まとめて買ってきた。
わざわざ新品で。
多少早まったかなと思いつ、気に入った作品ぐらいはちゃんと作家に報いようということで。
ブックオフにも並んでたけど、けっこう汚れた状態のものが350円だったのでスルー。
もっと綺麗で200以下なら揺れたけど……w
まあ、文庫が1冊売れても、作家に入るのは1割ぐらいだって話ですね。
それゆけマイ170円。作者の元へ飛んでゆけ。
イリヤは50万部以上売れてるらしいから、今更私が買わずとも作者の秋山さんはしっかり潤ってそうですけどね(´・ω・`)

以下はまあ、その続きというかなんというか、特にテーマのない日記ですよと。





そんな感じに買ってきた、ピカピカのイリヤ2巻。
早速、1巻で中断された『正しい原チャリの盗み方(後編)』を読む。
うむ、期待を外さず面白いw
内容としてはけっこードタバタしたラブコメっぽい話ながら、いわゆる昨今の「萌え」をあからさまに狙ったものとは違い、ベースとしての文章がしっかりしているので嫌味が無いのがイイところ。
キャラにも話の展開にも、無理な媚びが無いのがヴェリーグッド。
どうにも、意図的に「萌え」を狙っていてそれでいて文章が弱い作品ってのは、「そこだけ浮いてる」感じになってて、好きじゃないのですよね。
全体としていびつというか、作品としての前に商品としての嫌味が感じられてイヤな感じ。

その点『イリヤ』は、案外オーソドックスな設定の中に、丁寧にお話が作られていて、キャラの心情も説得力があり、文章力でグイグイ読み進められます。
キャラ自身が生き生きとしていれば、ネコミミだのメイド服だのの武装に頼らずとも、魅力溢れるキャラクターになるんですよね。
まあ、そういった記号的な「萌え」は、力量不足を補う便利な武器なのかも知れませんが。

ちなみに、『正しい原チャリの盗み方(後編)』で一番楽しかったのは、あることがバレてから表題どおりに原チャリを盗むまでの辺りかな。
いや、見事な手際だった(笑)
その後は、浅羽と伊里野のもどかしく切ない心情がグッドだったなぁ。
うーん、やっぱボーイミーツガール好きだな、わしゃ……w


そんな感じに、1話読み終わって区切りがついたので中断。
続きはまた今度、と。


そして、先ほどの話になるのだけれども。
なにげなーく、ヤフオクでイリヤの出品ってどのぐらいあるかな~と探してみた。
経験として、人気作ってあんまり安売りされてなくて、送料と振り込み手数料を考慮するとあんまり安く買えなかったりするのですよね。
だから、イリヤは素直に新品を買ってきたってのもあったんですが。
似た値段なら、綺麗なほうがいいやと。

んで。
ぽちっと、検索してみました。

4冊セット 100円。

orz

いや……さすがにその値段なら、古本でいいやと妥協したね(;´д`)
完結したのが3年前ってことで、人気作ではありつつも手放す人が多かったか……。
他にも、同じ作家の本を11冊まとめて700円とか。
明らかに、先にヤフオクで調べてみようとしなかったのが敗因ですな(´・ω・`)

…………。

な、泣いてないよ?(つд`)

そのくせ、軽く読んでみようかなってレベルのやつは、案外高い罠。
ちくせう、逆だったなら……。
まあ、作家にちゃんとお金を払う意味と、綺麗な状態で手元に置いておきたいってのと、何度か読み返すだろうってことで、一応は自分を納得させておく。
泣いてないやい(つд`)


それとは別の話だけど、こんなの発見。

こうやってみると、やっぱ売れてる作品はすごいなぁと実感。
てか、1冊売れて作家に入るのが50円ぐらいとしても……キノの旅だけで2億ぐらい稼いでる計算ですか。
すげぇなぁ。
キノはちょっと読んだだけながら、独特の魅力があってなかなか納得。

しかし、シャナが予想以上につえぇ。
アニメ化もされたし、作者は既に2億以上は稼いでるだろう……ゴツい数字だ、こっちも。
シャナ程度の作なら他にもゴロゴロしてそうなんだけどなあ、なんでシャナだけこうも突出してるんだろ。
イラスト人気ってだけじゃ片付けられないし……何がそうもウケてるんだ?
シャナくらいの分かりやすさのほうがウケるってことなのかなあ。
まあ、久々に読んだラノベ一発目ってことで、余計にレベルが低く感じた部分もありそうだから、今度再読してみるかねぇ。
ハルヒが「まあまあ」と感じる今なら、また少し評価は上がるかもしれんし……w

そんなシャナの豪勢な売り上げを眺めつつ、最下段で涙を流す。
マルドゥック・スクランブル 16万部
マジかぁ、あんまり売れてなかったのか...orz
てーか、狂乱家族日記にすら10万部も差をつけられてるのが、ほんと泣きそう。
熱く切なく、面白いのになぁ……マルドゥック(特に2巻が最高)。
3冊合計が16万部ってことは、1冊5万ちょいですか……せつねぇ。
ハヤカワ文庫ってことでラノベの本流とは違う一般寄りってことと、イラストが渋い系ってのが売り上げに繋がってるんかなぁ……これだしなぁ。
いやはや、ラノベ購買層って、予想以上に強いのだねぇ。


さて、今日はこんな感じに終了。
なんか最近ラノベ話ばっかだな。
by tenrensenka | 2006-05-08 22:07 | 日々。

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